京都上賀茂発祥のすぐき
すぐきの栽培や漬物は、京都上賀茂の社家から始まったとされています。諸説ありますが、かぶらの一種である「すぐき菜」は、土を選ぶ種類で、その栽培地域は松ヶ崎より西、北山通りから北というごく狭い上賀茂地域に限定されていたためという説。もう一つは桃山時代に上賀茂神社に奉仕する社家が種子を手に入れ珍しい高級品として贈答用に栽培したのが始まりで、それゆえに永く製法は秘伝として門外不出となっていたという説があります。すぐきが広まったのは三百年ほど前のある年の飢饉の時に難民救済のために製法を公開し急速に広がっていったという説が有力で、いずれにしても高級品の漬物としての生まれを持っているといわれています。


地元、上賀茂で収穫されたすぐきかぶらを吟味し、テコの原理を応用した天秤重石を使った独特の方法で漬け込みます。さらに約40度の室(むろ)で一週間乳酸発酵させることにより、独特の酸味の漬物に仕上がります。「塩」「重石」「室」の加減に伝統の技が生きています。

よく水洗いし、かぶの部分はお好みの厚さに切り、葉は細かく刻み、少量の醤油をかけてお召し上がりください。お酒のおつまみとしても好まれます。


京都 錦小路|京漬物 桝悟(ますご)