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宮中料理から生まれた千枚漬
今から百数十年前の江戸時代末期、天皇の嗜好にあうように毎日工夫を凝らしていた宮中料理人がおりました。ある時、その料理人は京都縄手三条に店を構えていた漬物屋が尾花川漬けとして売っていた「かぶら」からヒントを得て、自らの宮中料理の経験をもとにそのかぶらの漬け方、風味、調理法の工夫を重ねました。さらに原料となる上質のかぶらを求めて、ようやく聖護院の里のかぶらを使って漬物をつくり上げました。天皇が大変喜ばれ、「千枚に削った」ことからいつしか千枚漬と呼ばれるようになりました。京都では、毎年12月になると樽詰めの千枚漬が贈答品として重宝されています。
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